hiramesのブログ

サラリーマンを辞め、起業をするまでの軌跡

サラリーマンが起業を決意し、副業をはじめた心境の変化

サラリーマンがいきなり会社を辞めて、起業するのはリスクが高すぎる気がするのは、僕だけでしょうか。もちろん、諸事情があって、会社を辞め、起業をしなければならないこともあると思います。

だけど、稼げるかも分からないリスクを取り、会社に行けば給料が貰える立場を捨てるのは、僕は勿体ない気がしてしまいます

僕は来年の誕生日に起業をする予定で、現在、サラリーマンとして働きながら、副業として事業を行っています。ここだけの話、会社からは、副業を認めているとも、禁止とも言われていないので、わざわざ確認して蜂の巣を突くことなく、内緒で副業をしています。

もし仮に、起業をするほど稼げない、副業が軌道に乗らないのであれば、また、次の事業を考えるまで、会社のお荷物になっていれば良いし、辞める気で仕事をしていると、何を思われても気になることはありません。

副業という甘い蜜

僕が今まで考えていた副業とは、自動的にチャリンチャリンと自動販売機のように収入が上がるモノでした。ブログやYouTube、転売など・・・。確かに、夢があります。少ない労力でお金を稼ぐということは、少ない小遣いで慎ましい生活を送るサラリーマンとしては、月に数万円でも稼げれば、御の字だと思うし、僕が会社を辞めずにコソコソと小遣い稼ぎをするのであれば、そんな副業をすると思います。

そうなると、副業を始めるのに、何をしよう(何をすればラクして稼げるか)を考えるようになってしまいます。本業に支障が出ない範囲で、かつ、プライベートの負担にならないように、稼ぐ方法はないかと考える。つまり、副業の美味しいところだけ・・・甘い蜜だけを吸おうと。

でも、そんな副業は長続きはしません。これは、経験者の僕だから、断言ができます。僕も色々な副業にチャレンジをしてきました。そして、本気ではない・・・「稼げれば良いな」なんて気持ちで副業をしていると、なんとなく、焦りもないし、気合いも入らず、多少の収益は上げられたとしても、向上心が生まれません

副業の事業で飯を食いたいか

これは僕が「起業をしよう」と真剣に考えたときに、すきま時間で小遣い稼ぎをするような副業で、一家の大黒柱として息子二人を育てるだけの費用を捻出できるのか。もし仮に、副業を本業にして楽しめるのか・・・。その副業で飯を食うほど稼げるのか。を考えたとき、何か違うと感じました。

もちろん、僕の場合、副業を楽しんでいるし、その副業で仲間も増えました。だけど、本気で稼ごうと思ったとき、「誰に何を提供して、その人の役に立てるのか」というマーケティング的な発想で考えると、果たして、現在の生活水準を維持できるだけの価値を提供できるのかという疑問が浮かびました。

起業を考えて副業の取り組みが変わった

それまでは、スキマ時間に楽しんで、小遣いが稼げれば良いという感覚で副業を行っていましたが、起業を考えるようになって、事業として立ち上げるなら「困っている人の役に立つことがしたい」と思うようになりました。少なくとも「面倒くさいから、やりたくない」と思うことがなくなりました。

好きなことをするためには、面倒くさいことも、やりたくないこともしなくてはならないのです。好きなことで稼ぐということは、そのやりたくないことも、ひっくるめて行動することなんだと改めて思いました。

本業で頭を使う仕事をしているから、副業は頭を使わなくても良いことを・・・なんて思っていたんだけど、僕のスキル、知識を出し惜しみしていては、本気で稼ぐことはできないと気づいたんです。

これは、僕にとって大きな変換点だと思う。もちろん、副業〜起業の流れを作り出した時点で思っていることで、起業をするまで正解か間違いかは分かりません。だけど、いま僕は、本業と副業をこなし、それなりに忙しいけど充実感というか、達成感というか、副業で稼ぐ道筋が見えてきた気がします。

本業はそこそこで良い

こんな話をすると不謹慎だと思われるかもしれないけど、僕のように起業を目的に副業をするのであれば、サラリーマンとして給料が貰える期間は、助走期間です。会社での役割をこなすだけでよく、それ以上でもそれ以下でもありません。サラリーマンとしての本質・・・雇われる側としての正解が見えた気がしています。

会社の評価を気にしなければ、目が回るほど忙しかったのが嘘のように、「やれることだけやれば良い。やれないことはやらない」と開き直ることができました。本気で副業をはじめて忙しくなったハズなのに、本業がラクになりました

もちろん、やるべきことはやっているし、仕事に対する責任感もこれまでと変わっていません。ただ、何を言われても、気にならなくなった。人間関係のストレスが軽減され、気持ちがラクになった。

さらに、副業の時間を確保するために、定時退社を目標にして、本業の効率が良くなったと思う。他人にふるべきことは積極的に振るし、一人で仕事を抱えることが減った。

自己犠牲から解放された

サラリーマンとして働き、「会社のために」と思える人は幸せだと思います。僕のように、不平不満が溜まっているような人間は、『愛社精神』のカケラもありません。仕事をしていて、やり甲斐や達成感などというのは、皆無・・・もちろん、感じるときもありますが、それ以上に不満が心に溜まっていきます。

一度、嫌なところが見えてしまうと、全てが嫌になってしまう僕の性格も災いして、なぜ、会社のために自己犠牲をしなければならないのか、自己犠牲して会社に貢献した見返りは正当なのか・・・そんなことが脳裏に浮かびまくっていました。だけど、起業を目的に副業をはじめて、そんな自己犠牲から解放された。少なくとも、僕は会社に見切りをつけ、自分の楽園を作ることで幸せな気分で、仕事ができるような気がしています。

まだまだ、起業することを決意して、1週間ちょっとで、何も苦労をしていませんが、心境の変化が大きいと感じたので、ここに記しておきます。