集客をしたいなら・・・顧客目線の重要性
僕は、性格的に相手に何かを売りつけることが出来ません。どの企業でも営業という職業についている人が活躍をしていると思いますが、僕には到底無理な話です。
僕は来年の誕生日にweb屋として起業を目論んでいますが、営業が出来ません。
起業を行う上で、いちばん最初の悩みが集客です。どうにか、仕事をくれる人がいなければ、収益を上げることは出来ません。
本来なら、必死になって営業活動をして「僕にwebサイトを作らせてください」とか「webサイトのリニューアルを考えているなら、やりますよ」と顧客探しに奮闘をして仕事を探さなければなりません。
ですが、僕には無理です。できれば、売り込むことなく、相手から仕事を依頼してくれる仕組みを作る・・・いわゆるマーケティングを行い、仕事をしていこうと目論んでいます。
マーケティングとは
一般の方が、マーケティングと聞くと「怪しい」と思ったり、セールスと何が違うのと疑問に思うかもしれません。確かに、詐欺まがいの行為とマーケティングは紙一重のような気がします。
マーケティングは、営業行為をしなくても売れる仕組みを作る活動の総称です。
僕は、マーケティング・・・中でもwebマーケティングを仕事にしていました。そのスキルを自分のブランドのために使おうと考えています。
モノが売れる仕組みとは
セールスは、顧客に「買ってください!!」と売るために努力をする行為です。企業には必ず営業職がおり、毎日のように靴をすり減らし、商品を売るために駆けずり回っています。
マーケティングとは、その営業行為をなくす・・・お客さんの方から「売ってください!!」と思わせるような仕組みを作るのが目的です。
言葉にすると簡単ですが、買ってくれる人は、何を求め、どんな商品で、どんな悩みや不安を解消できるのか。そもそも、買ってくれる人、買ってくれそうな人はどんな人なのか。その人たちに向けて、どんな情報をどうやって配信しようかを考え、テストを行い、検証をして改善をすることが必要です。
マーケティングのフレームワークは必要か
そして、マーケティングには、色々なフレームワーク・・・これまでのマーケティングの分野で「こうした方が効率的に仕組みを作れるよ」という戦略のようなものがあります。
内部環境や外部環境について分析をするPEST分析や3C分析、5F分析、SWOT分析。商品やサービスを提供するための分析である4P分析や4C分析などです。
ただ、僕はマーケティングのフレームワークは必要ないと思っています。
言い方は悪いんだけど、フレームワークを信じていても、ロクなことがない。マーケッターでフレームワークに頼るのは、自分は悪くない、フレームワークが悪いと責任転嫁をするためのモノだと思っています。
マーケッターを名乗る人間が怪しい理由
そもそもですが、マーケッターって営業の人間と同じくらい信じられていません。営業はお客さんに、マーケッターは社内の人間に・・・嫌われる対象は違えど、多くの人が怪しい、信じられないと感じている職種だと思います。僕もwebマーケティングを生業にしているときに、数奇な目を向けられていたので理解をしています。
もちろん、営業やマーケッターの中には、真摯な態度で、信用できる人もいるのですが、世間一般的に信じられない・・・どちらも口先だけで騙しているのではないかと思われるのではないでしょうか。
また、マーケティングでは、検証・改善がとても大切で、最初から今日に売れる仕組みが完成することはなく、検証・改善を繰り返して仕組み作りをしていくものです。
多くの日本企業の場合、莫大な予算と時間を使い、行った施策が最初から、結果が出ると考えているから、「あんなに費用を払ったのに、結果が伴わないじゃん!! 騙された・・・」と検証・改善をする前に仕組み作りをやめてしまいます。
正直、これからがマーケッターとしての腕の見せ所・・・という時に契約解除になるんですよね。それだと、結果が出ないくせに莫大な費用を払ったと感じてしまいます。怪しい人種だと思われるのも納得です。
セールスが苦手ならマーケティング
話が逸れました。話を戻します。
マーケティングというのは、売れる仕組みを作ることです。広告やブランディングばかりに目が行きがちですが、マーケティングとは、顧客目線で考えることが基本です。
だから、webサイトを含めたwebマーケティングは、誰に向け、何をどう伝えて、商品の購入、もしくはサービスの利用をしてもらうかを考え、施策をほどこすことが大切です。
そして、この顧客目線というのが重要で、多くの場合、(検索サイトの検索結果から)webサイトにアクセスをしてくれる人が、どんな情報を求めているのか、どんなことに悩んでいるのか、その悩みを解決するために何がしてあげられるのか、そして、何をして貰いたいのかをとことん考え、実行していく。
僕がセールスが苦手なのは、「もしかしたら、この人(顧客)は嫌がっていないかな」とか「この人に売りつけるのは申し訳ない」と感じてしまうからです。相手の気持ちを察してしまうからです。
反対に、その繊細な性格は、マーケティングに向いています。僕のような理由で営業が苦手だと、感じるのであれば、マーケティングを学んでみてはいかがでしょうか。